コーチングとカウンセリングの違いと共通点を分かりやすく解説します

「精神的に落ち込んでいるんです…。」「頭の中がごちゃごちゃしていて、何をしたらいいのか整理がつきません。」「やる気はあるのに、目標が分からなくって何をしたらいいのかわからないんです。」

このような質問を受けた時に、あなたはどのように対応しますか?

今の状況をなんとか打破したい、改善したい。

みんなの思いは同じでも、相談を受けた私たちは(どんなアプローチがいいのかな?)と、アプローチの方法を考えます。

このアプローチ法には「カウンセリング」や「コーチング」というものがありますが、

相談する人・クライアントの状況によって、アプローチの仕方を明確にしておくと、迷いなく導くことができるようになります。

ここでは、私の講義でもよく質問に出る、コーチングとカウンセリングの共通点と違いについて分かりやすく解説していきます。

コーチングとカウンセリングの共通点

クライアントの未来を信じ、より良い状態へ導く対人支援である

対話を通して、その方の人生がよりよくなるために支援すること。そして、支援する側は、相談者・クライアントの未来を信じることを大切にしています。

クライアントのありたい本来の姿、未来を見据え、そうなると信じながら私たちは関わっています。

コミュニケーションのスキルを駆使し、意図的に支援を行う

コーチングやカウンセリングでは、単に対象者の話を聞いて、必要時アドバイスをする。というものではありません。

プロのコーチ、カウンセラーはクライアントに対する全ての対応に、ラポールなどのコミュニケーション技術を使いながら意図して関わっています。

また、自分自身も「あるべき姿」としてクライアントに関わることで、コーチやカウンセラーがその場にいなくても「頑張ろう」とか「やる気が湧く」という状態、そしてこれを依存させずに進めていくことがプロが行っていることでもあります。

このようにコミュニケーションのスキルを駆使して、クライアントの人生をよりよい方向に導いています。

コーチングとカウンセリングの違い

クライアントの目的、心の状態が違う

コーチングとカウンセリングでは、「心の状態」が違います。

コーチングの目的は「クライアントの目標達成」です。クライアントの夢・目標・ゴールに向かいたい人が対象です。

今の心の状態は「プラス」、今後は「もっとプラスにしたい!」というのがコーチングです。

例えば、仕事をもっと成功させて売り上げを10倍に伸ばしたい!大会で世界優勝したい!自分の夢を実現したい!など、今も満足だけどさらに自分の理想に近づけたい。という状態です。

カウンセリングの目的は「問題や不安の解決」です。クライアントの、心の不安や人間関係の解決をしたい人が対象です。

今の心の状態は「マイナス」、今後は「プラスかゼロ地点にしたい」というのがカウンセリングです。

例えば、自分に自信がない。自分の存在価値を見出せない。上司との人間関係がうまくいかない。お金の不安がある。という状態です。

コーチングとカウンセリングの違いとは?

扱う領域・テーマが違う

コーチングの目的は「クライアントの目標達成」です。クライアントの夢・目標・ゴールに向かってポジティブに支援をします。

扱う領域は「夢・目標」です。

カウンセリングの目的は「問題や不安の解決」です。クライアントの混乱した心を静め、自ら心の不安や人間関係を解決できるように支援をします。

扱う領域は「回復」です。

コーチやカウンセラーの姿勢が違う

コーチングの対象者は、完全に自立をしている人です。そのため、クライアントが何をしたいのかを明確にし、目標を立てたり、既にある目標を確認します。

コーチングでは、クライアント自身で夢や目標を達成できるように支援を行います。

カウンセリングの対象者は、自力で現状の問題を整理できずに混乱している人です。そのため、クライアントに対しては頭の中の混乱を静めることができるようにセッションを行い、不安や問題の解決へと導きます。

カウンセリングでは、まずはクライアントの混乱している気持ちを静めたり整理をしたうえで、問題が解決できるように支援をします。

達成フローが違う

コーチングの目標は「夢・目標の達成」です。達成フローは、

「目標の明確化」→「現状の把握」→「目標と現状の明確化」→「行動の計画」

という流れですすめていきます。

カウンセリングの目標は「問題や不安の解決です。達成フローは、

「現状の把握」→「理想の明確化」→「理想と現状の明確化」→「行動計画」

という流れですすめていきます。

アプローチをする「時間軸」が違う

コーチングは目標に向けて支援をします。そのため、扱う時間軸は「未来」です。

未来の自分をみて、今の自分とのギャップはなんなのかを明確にし、行動計画をたてます。

「未来」から「現在」へアプローチを行います。

カウンセリングは問題や不安の解決を行います。そのため、扱う時間軸は「過去」です。

過去に何があったのか、トラウマとなることはあったのかなどに対してクライアントに寄り添いながらすすめていきます。

「過去」→「現在」に向けてアプローチを行います。

まとめ

コーチングとカウンセリングでは、対象者への思いや技術には共通点がありますが、対象者の目的や心の状態に違いがあることが分かりました。

これを理解することで、私たちは相談を受けた時に、「この人はコーチングかな、カウンセリングかな。」と判断をすることができ、対象者にとってよりよいアプローチを選択することができます。

カウンセリングでは、悩みなどの問題解決とお伝えしましたが、もちろんコーチングでも対象者の心の中に悩みや問題も抱えています。その場合は、臨機応変に対応していくことも大切です。

 

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