一流のビジネスパーソンが外見を重視しているたった一つの理由【心理学】
初対面で会った相手の印象が、強く心に残っていることってよくあると思うんです。
先日、第一印象についてのお話を動画の中で行ったのですが、ビジネスの側面においてもこの第一印象は非常に重要視をされます。一流のビジネスパーソンは、外見を大切にしている人が多いですよね。
それはなぜか、人は一瞬で外見からその人を判断するということを一流のビジネスパーソンは分かっているからなのです。
最近は、ビジネスパーソンに対して見た目に関する講座が開かれたり、ビジネススクールでも外見について取り上げられることが多くあり、参加する人たちも増えていると言います。
人は一瞬でその人を判断する
幼い頃、学校の先生から
「人を見た目で判断しないこと」
と、言われた経験のある人は少なくないと思います。実際に僕もそのように言われて育ちました。
先生がこう話す裏には
「私たちは人を見た目で判断しやすいから、気を付けましょうね。」
という意味が込められています。
心理学で「初頭効果」というものがあります。これは、会って最初の2秒間でその人の印象が決定付けられるというものです。そして、その印象は2年間継続されると言われています。
人は会ってすぐにその人の裏にあるものを想像し、社会的地位・経済水準・教育水準・信頼性・社会的な背景・品性・成功水準などを無意識に感じ取るといいます。
想像してみてください。
僕たちは人と会ったとき「なんだか優しそうな人だなあ」とか、「なんか怖そうな人だなあ」とか「仕事ができそうな人だなあ」と感じとることはありませんか?なんとなーく推測をしているんですね。
そして、ここで感じ取った印象はその人が何を言ったとしても、自分自身が感じたことを「最優先」に考えるそうです。
言葉が人に与える影響は、わずか数%しかありません。私たちは、見た目や表情、しぐさや視線といった非言語の要素で多くを伝えていることが分かります。
新入社員の不採用におけるアメリカでの研究発表
アメリカで、面接官が面接時に新入社員を不採用にした理由について研究しました。研究結果では不採用の理由として10個があげられました。
【面接官が不採用にした理由10】
- 横柄、過剰に積極的でうぬぼれが強い、知ったかぶり
- 個人の外見が貧弱
- 自己をはっきりと表現できない
- 自信と平静の欠如、神経質で落ち着きがない
- 興味と意気込みの欠如、受動的、無関心
- 無目的、あるいは無目標に感じる
- 正規外の活動に参加しない
- 金銭を過剰に強調する。支払いのよい仕事にしか興味がない。
- 学校の成績が悪い
- 下位からスタートするのを嫌がる
これらを見ると、半分以上の項目が外見から感じる印象なことが分かります。
いくら中身を重視するといわれていても、面接のような短時間では、無意識のうちに評価が外見の方にかたよってしまうことが分かりました。
「本当の自分の姿が分かる場所で仕事をするからいい」とか「時間をかけて知ってもらえればいい」という考えもあります。ですがもし、あなたがビジネスで出世する場合、そして出世すればするほど、多くの人たちと短い時間で合う機会が多くなります。
寝ぐせのついた格好で会議にでていたところを見た人が、自分と会った事の無い人にあなたの印象を話してしまうこともあります。
逆に、常に外見がいいとチャンスが舞い込む確率が高くなります。ビジネスで成功するには外見をよくすることが必要不可欠なのです。
まとめ
人は、一瞬で外見からその人を判断してしまう生き物。
そのため、最初の印象が悪ければ、中身で勝負するチャンスを得られない可能性が高くなってしまいます。逆に、外見を良くすることでビジネスのチャンスにつながりやすくなります。
そのことを意識して、自ら「見た目」に気を配るようにしていきましょう。
パワーパーソン養成講座では、見た目についての相談を受けています。ぜひご相談下さい。